「妖精ヴィッリ」盛況のうちに終了
千葉商大での「妖精ヴィッリ」が無事終わりました。
佐分利幸江さんによるプレトークはスライドを用い、軽妙洒脱な語り口の中にもオペラやプッチーニへの愛情が感じられるものでした。
本編の「妖精ヴィッリ」は特に一幕の最後、別れの場面では胸に迫るものがあり、二幕の序曲や終盤のドラマチックな音楽にも圧倒されました。
カウフマンを彷彿とさせる隠岐速人さん、若々しくも厚みのある声を響かせた父親役の大島 嘉仁さん、そして可憐な娘から黒い森の恐ろしい妖精へと巧みに役どころを変化させた西先生と、同じく純朴な村人たちから旅人を惹き込み破滅させる妖精たちを演じ分けた合唱団。
瑞々しいプッチーニの音楽をピアノ一台でオーケストラのように最大限に表現した伊藤亜紀さんにも大きな拍手が送られました。
ご来場下さった受講生の皆さまに感謝申し上げます。